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常にチャレンジャーであれ!

日笠成基(2015年修士修了 コベルコ建機株式会社)

小さいころからロボットに興味があり、オープンキャンパスで学生自作のロボットを動かしているのを見て、システム工学コースを選びました。入学後、ロボット研究会に所属し、大学で学びながらロボットコンテストに挑戦してロボットを作成していました。システム工学コースではプログラミング、材料力学、制御工学などロボットを設計する知識はもちろん“システム”を設計するための生産システムや人間工学など幅広い知識を学ぶことができました。ロボットコンテストでは、大学で学んだ知識を実践して理解を深めることができました。現在はコベルコ建機でショベルの開発・設計を行っています。大学で広い知識を学んでいるおかげでどの分野でも基礎知識があり、構造物の設計をはじめ、多方面の業務にチャレンジできています。思いがけないところで自分の経験に助けられることがあるので、学生の時からいろいろなことに自分からチャレンジすることをお勧めします。

多くの人を幸せにする技術の実現を目指して

浅野皓洋(2019年修士修了 パナソニック株式会社)

私は小さいころからモノづくりが好きで、人の役に立つロボットについて勉強したいと思いシステム工学コース(現:ロボティクス・知能システムコース)を選びました。本コースでは多彩な講義や実習が用意されているため、自身の選択で幅広い分野の知識を習得することができました。4年次から大学院修了までは研究室に所属し、人工筋肉を使用した医療機器の開発をテーマに研究に取り組みました。3年間にわたる研究活動では、機構や制御の設計をはじめ、プログラミングの実装、実験など、一連の開発プロセスを自ら実践し、そのサイクルを回すことで主体的に物事に取り組む力を身につけることができました。現在は総合電機メーカーであるパナソニックで、生産設備のソフトウェア開発を行っています。大学で習得した知識や力は技術者としての基礎となっており、成長を続けることができていると思います。大学ではぜひ興味のあることに主体的にチャレンジし、充実した大学生活にしてください。

主体性を持ち、多面的に学ぶ

尾林万里江(2019年修士修了 川崎重工業株式会社)

大学ではシステム工学コース(現:ロボティクス・知能システムコース)に進学し、プログラミングや制御工学、生産工学を学びました。4回生の研究室配属ではロボットをプログラミングで動かすのではなく、ロボットの部品を開発する研究室を希望しました。研究室に配属後は、それまでに講義で学んだことを踏まえて、キャビテーションセンサや強磁場内でも高回転するモーターを製作し実践的な知識を習得しました。現在は川崎重工業で生産システムの推進や治具の設計を行っています。大学ではミリやマイクロ単位のデバイス、会社ではメートル単位の製品とスケールが全く違いますが、大学での多くの有意義な経験から戸惑いもなくスムーズに仕事ができています。特に3D設計や解析ができることは非常に驚かれました。大学では自分で受ける講義を選択することができます。積極的に様々な講義を受けて知識を身につけたことが現在の業務に活かされています。

吉井聖人(2019年修士修了 古野電気株式会社)

私は幼いころからモノづくりに興味があり、特にロボットに関する勉強がしたいと思い、当時の機械システム工学科のシステム工学コースを選びました。システム工学コースの特長は、ロボットに限らずモノづくりに必要な知識を幅広く習得することができることです。モノづくりに必要な基礎的な講義はもちろんのこと、安全性や生産管理、人間工学といった分野の講義も受けることができます。また、各研究室で行われる研究対象もそれに応じて幅広く、とても魅力的です。私は大学院を含め3年間、福島第一原発事故により放出された放射性物質の移動に関する将来予測の研究を行いました。具体的には、福島県のこの地域の放射能汚染の度合いは、何年後にはこれぐらいになるだろう、と予測するモデルを作る研究です。放射性物質の特性やその他様々な要因を考える必要があり、多方面からアプローチする力が身に付きました。現在は、電子機器メーカーである古野電気株式会社で開発業務に携わっています。大学で得た知識や経験のおかげでチャレンジできたことも多く、業務において非常に役立っています。

技術者として必要な力を身に着ける

小林和馬(2018年修士修了 株式会社村田製作所)

私は高等専門学校で勉強するうちに、制御工学やロボット工学に興味をもち、更に深く勉強をするためにシステム工学コース(現:ロボティクス・知能システムコース)を選択しました。本コースではロボット工学や制御工学だけでなく、安全工学や技術者倫理なども学ぶことができます。そのため、開発や設計に必要な専門知識の他に技術者として欠かせないことについても学ぶことができます。また、学外から講師を招いて貴重な体験や現場で大切にしていることなどを直接聞いて学ぶこともできます。私は学部で1年間、修士で2年間の計3年間最適制御についての研究を行いました。このときに養われた数式やアルゴリズムを考える力や、得られたデータから問題点や課題点を見つけ出す力は社会に出た今でも役に立っています。